看護師の仕事は良い仕事ですねと言われる機会は多い気がします。
でも、実際働いていると忙しいし、命に関わる怖さもある。患者さんや医師から不条理に怒られたり、先輩や後輩との関係で困ったり、夜勤もあると不規則な生活になりしんどい。
看護師の仕事の良い所色々あると思いますが、ぱっと出てきたのが感謝の言葉を沢山言ってもらえる事だったので今回はそのことについて書いてみようと思います。
病院で働いていたら体調確認した時に「ありがとう」と言われ、必要な薬を持って行ったら「ありがとう」と言われ、移動を手伝ったら「ありがとう」と言ってもらえる。
訪看で働いていたら訪問に行った時に「今日も来てくれてありがとう」と言ってもらったり、体調確認やケアを行うと「ありがとう」と言ってもらえる。
ネスレ日本株式会社が2013年に全国の10~50代の男女1000人を対象としてインターネットにて「日常の感謝行為」に関するアンケート調査を実施し、
1日に「ありがとう」を言う平均回数は7.5回。対して、言われる回数は4.9回で、言う回数の約3分の2に留まり、「ありがとう」の”格差”が見られました。自分が”言っている”ほどは”言われていない”と感じられているようです。
日本人の「ありがとう」を徹底解剖! キットカット 調査リリース | ネスレ日本 (nestle.co.jp)
と報告されています。どのような質問に対する結果か詳細な記載がないためバイアスは考慮しなければいけませんが、一般的には
「ありがとう」と言う>「ありがとう」と言われる
となっているようです。
看護師の仕事をしていると
「ありがとう」と言う<「ありがとう」と言われる
となる日もある気がします。
人は、誰かに何かをしてあげたとき、その人が笑顔を浮かべてくれるとうれしさを感じます。
(鹿島しのぶ著 小さな感謝 人生を好転させる一番簡単な方法 P71)
また、感謝されることで自分が人の役に立ったことを実感すると、さらに大きな喜びを感じます。それこそ、喜んでもらえることに喜びを感じるのです。
看護師を続けていると「ありがとう」と言ってもらえることが当たり前の日常になってしまっているかも・・・
日々働いているとそんなことを気にすることもなく過ごしているなぁ・・・
鹿島しのぶ著
小さな感謝 人生を好転させる一番簡単な方法
株式会社三笠書房
を読みながらそんなことを考えてみた。