監督と師長さん

office

最近、大谷翔平選手がドジャースと契約したニュースが話題になりました。

そんな大谷選手との関わりもある栗山英樹監督が書かれた本をご紹介したいと思います。

栗山監督は

私が思う監督の理想は、マネジャーだ。監督は絶対的な指導者などではなく、選手をどう起用し、どう伸ばし、どう羽ばたかせるかをマネジメントする職人だ

栗山英樹著 育てる力 栗山英樹『論語と算盤』の教え 株式会社宝島社(P179)

と述べています。

師長さんの仕事は様々な年齢、経歴を持つ看護師をどのように統率し、病棟を管理していくのか

という点で監督の仕事と似ていると思います。

ただ、

Baseball Manager

監督は、1年毎や大会毎に区切りがあり、優勝できるかどうか、など目に見えて明らかな結果が見えたり求められるのに対して

Nurse

師長さんは、働いている看護師の健康を守りながらどのように患者さんへ良い看護を提供するか、区切りなく良い状態を持続させることが求められる

「優勝」は誰か見ても共通の認識になりますが、「良い看護」「良い状態」は人によって異なる

など違いも多くあります。

人を育てていくためにどう環境を整えていくのか

若い選手が良い習慣を身に着けるには、本人の努力と同様、周囲の理解や見守る目が必要だ(P45 )

善の競争、つまり自分を高めていくためのチャレンジはどうすれば生まれていくものなのか。そこには、”明確な目標”や”大きな壁”の存在が重要となる。
競い合うべき理由や、目的がないと、人は安穏として工夫も努力もしない。憧憬の対象やライバルの存在があって、知恵を生み努力もうながされる(P124)

栗山英樹著 育てる力 栗山英樹『論語と算盤』の教え 株式会社宝島社

栗山監督の考え方を知ることで得られるヒントもあるのではないでしょうか。

栗山英樹著 

育てる力 栗山英樹『論語と算盤』の教え 

株式会社宝島社

この本の中では題名通り『論語と算盤』の内容、北海道日本ハムファイターズ監督時に選手へ『論語と算盤』を渡したエピソードも記載されています。

渋沢栄一著の『論語と算盤』も読んでみようかな・・・

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